こんな悩みを解決します
・行政書士として開業するのにパソコンのスペックがどの程度必要かわからない
・業務効率がよいパソコン構成を知りたい
適切なパソコンを選ぶことで、業務効率は飛躍的に向上し、ストレスフリーな仕事環境を実現できます。
行政書士の業務をこなすためには、現在のパソコンで満足していますか?
たかがパソコン、されどパソコン。
パソコンによって業務効率が全然異なります。
同じ仕事をするなら、ストレスなく仕事をしたいですよね?
この記事では行政書士にとって最適なパソコンのスペックについて詳しく解説し、私が考えるおすすめ構成をご紹介します。
最後まで読んで、最適なパソコン選びの参考にしてください。
行政書士業務に適したパソコンスペック
主要業務で必要なスペック
行政書士のパソコンで必要なスペックは、取扱業務によっても変わってきます。
ここでは、取扱いが多いであろう業務をピックアップし、比較検討してみます。
- 建設業許可 → CIIC建設業情報管理センター「なんでも経審Plus」
- 農地土木 → 無料CADソフト「JW-CAD」
- 定款認証 → 総務省「申請書総合ソフト」、Adobe「Adobe Standerd」
- セキュリティ対策 → ESET「アンチウィルスソフト」
OS | CPU | メモリ | HDD | ディスプレイ | |
「なんでも経審Plus」 | Windows 8.1 | – | 2GB | – | 1280×768 |
「JW-CAD」 | Windows7 | 1GHz | 2GB | 1GB | 1280×768 |
「申請書総合ソフト」 | Windows10 | 800MHz | 1GB | 300MB | 1280×768 |
「Adobe Standard」 | Windows10 | 1.5GHz | 2GB | 4.5GB | 1280×768 |
「アンチウィルスソフト」 | Windows10 | 1GHz | 1GB | 1GB | – |
最低限のスペックを表示しています。
「JW-CAD」は動作環境が非公表のため、私の使用感からスペックを表示しています。
上記から最低限のスペックを見ると、
OS:Windows7
CPU:800MHz
メモリ:1GB
HDD:300MB
ディスプレイ:1280×768
この性能以上であれば最低限の業務が可能であることがわかりました。
効率を求めるなら追加で欲しいスペック
パソコン本体の最低限のスペックがわかりました。しかし、パソコンだけでは仕事になりません。
ここで取り上げる周辺機器(アクセサリー)も今や必須といっても良いでしょう。。
Webカメラ
コロナ禍で急速に浸透したオンライン会議や講習会のため、Webカメラは今では必須です。
あまり画質にこだわる必要はありません。
しかし、画質がよいとお客様からは好印象になります。
私が使用しているカメラは、こちら↓。マイク内蔵で価格もお手頃です!
マイクとスピーカー
こちらもオンライン会議や講習会で使用します。
ラジオや音楽を聴く方は、イヤホンがあると良いでしょう。
スピーカーから音を出せない場合は、ヘッドセットがおすすめです。
2画面
2画面(マルチモニター)は必須ではありませんが、作業効率が格段に上がります。
慣れてしまうと、1画面には戻れません。
書類作成の資料がPDFで送られてくることが多いので、片方に資料、もう片方で申請書類の作成という具合で使用します。
ノートパソコンをメインで使用している方は、23.8型の大きさがあると便利です。デスクトップがメインの方でも21.5型以上のサイズを用意したいところです。
ゲーム用ではないので、価格は1万円程度のものでも問題ありません。
私はiiyamaのモニターを購入しています。
パソコン選びのポイント:スペック以外の要因
デスクトップvsノートパソコン:どちらが行政書士に適しているか
「デスクトップとノートパソコンどちらがよいか?」と質問をいただくことがあります。
私の経験では、『事務所で使うパソコンはデスクトップ、2台目として外出用にノートパソコン』です。
デスクトップ | ノートパソコン | |
---|---|---|
メリット | 大画面で複数ドキュメントを開くことができる 長時間の作業に適している 拡張性が高い | 軽量・コンパクト 持ち運びに便利 |
デメリット | 持ち出せない | 画面が小さい 長時間の作業に向かない |
事務所作業は、できる限り画面を大きくしないと効率が悪くなり、疲労もたまります。
ノートパソコンはDVDドライブが外付けになることもあり、事務所用のパソコンとしては不向きと考えます。
2台目を検討する時に、外出用としてノートパソコンにするのが良いでしょう。
Windows vs Mac:業務で使い易いのはどちらか
上記の例で上げた「申請書総合ソフト」はMacOSに対応していません。
建設業の書類作成ソフトもWindowsのみ対応が多いです。
どうしてもMac OSを使用したい場合は、Mac上でWindowsを動かす仮想ツールが必要です。
Macのパソコンはかっこいいので憧れますよね。
特にMac OSに強いこだわりがない限り、行政書士の業務にはWindowsが無難で適していると言えます。
個人の好みや作業スタイルによって最適なOSは異なるため、業務要件と自身の使用感を考慮し、最適なOSを選択してください。
メーカーパソコン vs BTO:どっちがお得か
最低限のスペックを確保できるのであれば、パソコンのメーカーは問いません。
メーカーパソコン | BTO | |
---|---|---|
メリット | 初期設定が簡単 メーカーサポートが充実 | スペックや構成を自由に選べる 選択肢が多い |
デメリット | 構成を選べない 不要なソフトが入っていることがある | 多少の知識が必要なことがある |
BTO(Build To Order)で好きなようにカスタマイズすることも良いでしょう。
どちらも一長一短がありますので、自身のニーズに最も合致するパソコンを選定することが重要です。
個人的には2画面で同じモニターを選べたり本体サイズを調整できたりするので、好きなように構成できるBTOがお気に入りです。
行政書士に必要なパソコン構成
私の開業当時に選んだパソコン
DELL Inspiron Officeパッケージ
OS:Windows7
CPU:Core i5(2.26GHz)
メモリ:4GB
HDD:500GB
ディスプレイ:15.6インチ
ウェブカメラ付き
DVDマルチドライブ付き
税込み9万円程度でした。
購入時は十分なスペックだと思って買いましたが、画面が小さく効率が悪いのでやめました。
すぐに、マルチモニターにしたデスクトップパソコンを買い直しました。
「私ならこうする!」おすすめ構成
私の現在のパソコンスペックは次の通りです。
OS:Windows10
CPU:Core i5(2.8GHz)
メモリ:16GB
HDD:2TB
ディスプレイ:21.5インチ×2
ウェブカメラ付き
DVDマルチドライブ付き
買い替えても良い頃ですが、問題なく使えています。
よく使うソフトは、次のとおりです。
JW-CAD(フリーソフト)図面作成ソフト
Acrobat(Adobe)PDFソフト
電子申請支援システム(ワイズ公共データシステム)建設業書類作成ソフト
申請用総合ソフト(総務省)電子定款
Office製品(Microsoft)ワード、エクセル(私は互換オフィス『キングソフト』を使っています)
Firefox(フリーソフト)ブラウザ
Thunderbird(フリーソフト)メールソフト
TeraPad(フリーソフト)テキストエディタ
ESET(ESET)アンチウィルスソフト
パソコンの性能に不安なら新調すべき!
パソコンは行政書士にとって大事な仕事道具です。
最新の高スペックでなくてもよいですが、使い勝手のよいデスクトップパソコンをおすすめします。
私が購入するなら次のスペックにしようと思っています。
OS:Windows11
CPU:5.2GHz
メモリ:16GB
HDD:2TB
ディスプレイ:23インチ×2
私は、上記のおすすめ構成でBTOで購入を検討しています。
BTOでパソコンを買うならこちらがおすすめです。
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